EAL/ESLって何?

EAL(English as an Additional Language)/ESL(English as a Second Language)は、英語が母語でない子のための英語サポートのことです。通常の授業についていけるよう、別枠で英語の力を集中的に伸ばしたり、授業中にサポートを入れたりします。

EALが手厚い学校なら、英語ゼロのスタートでも、段階的に追いついていけるよう設計されています。逆にEALがない学校は、ある程度の英語力が前提のことが多いので、ここは要確認ポイントです。

年齢が低いほど、英語ゼロは有利

一般に、年齢が低いほど英語は吸収しやすいと言われます。

  • 幼児〜小学校低学年:遊びと生活の中で自然に英語に慣れていきやすい。英語ゼロでも入りやすい時期
  • 小学校高学年〜中学:授業が高度になるぶん、英語ゼロだと本人の負担が大きくなりがち。EALの手厚さがより重要
  • 高校:授業が専門的になり、ある程度の英語力が前提になりやすい

「英語ゼロでも大丈夫か」は、年齢とEALの手厚さの掛け算で考えるのがコツです。

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家庭でできること

英語ゼロからでも、家庭の関わりで子どもはぐっと楽になります。

  • 英語の絵本の読み聞かせ・英語の歌・動画で「耳」を慣らす
  • 「間違えてもいい」という安心感をつくる(最初は誰でも分からなくて当たり前)
  • 日本語(国語)も大切に続ける(母語が育つと第二言語も伸びやすい)
  • 入学後しばらくは「英語で疲れる」もの。家ではリラックスできる環境を

学校選びの確認ポイント

  • EAL/ESLのサポートはあるか(どれくらい手厚いか)
  • 英語ゼロ・英語初心者の受け入れ実績はあるか
  • 入学時に求められる英語レベル(テストの有無)
  • クラスの人数(少人数だと先生の目が届きやすい)
  • 日本語のフォロー体制(一条校か、認可外か)

当サイトの年代別ページでは、「英語初心者OK」で絞り込みもできます。気になる学校が見つかったら、説明会で上のポイントを直接たずねてみてください。

入学してからの数か月、子どもに何が起きる?

英語ゼロで入学した子の多くは、最初の数か月で似たような道のりをたどります。あらかじめ知っておくと、家庭で慌てずに支えられます。

  • 最初の数週間:言葉が分からず、聞くことに集中する「沈黙の時期」があるのが普通です。話さない=つまずきではありません。耳が英語に慣れている大切な時間です。
  • 1〜3か月ごろ:あいさつや友だちの名前など、生活で使う言葉から口に出るようになります。家で英語の単語を急に言い出すことも。
  • 半年〜1年ごろ:簡単なやりとりが増え、授業の内容にも少しずつついていけるように。個人差は大きいので、ほかの子と比べすぎないことが大切です。

この時期は「英語で疲れる」ぶん、家ではリラックスできる環境を整えてあげると、本人の負担がぐっと軽くなります。

EALの手厚さの見分け方

「EALがあります」と言っても、中身は学校によってさまざまです。説明会では、次のような点を具体的に聞くと手厚さが見えてきます。

  • どんな形でサポートするか:通常クラスとは別に英語の取り出し授業があるのか、授業中に補助の先生がつくのか。
  • 専門の先生がいるか:EAL/ESLを担当する専門の先生がいる学校は、経験の蓄積が期待できます。
  • サポートはいつまで続くか:英語に追いつくまで継続的に見てくれるのか、期間が決まっているのか。
  • 少人数で見てくれるか:一人ひとりへの目の届きやすさに関わります。

こうした観点は、学校全体を比べるときのチェックにもつながります。見学・説明会の総合的な確認項目は 選び方チェックリスト にまとめています。

年齢別・現実的な始め方

「英語ゼロでも大丈夫か」は年齢とEALの掛け算、と前述しました。年代ごとに現実的な選択肢を整理します。

幼児期から始めるなら

遊びと生活の中で自然に慣れていける時期です。いきなりインターでなくても、英語の保育施設で英語に親しんでから就学を考える道もあります。プリスクールとインターの違いは プリスクールとインターの違い を参考にしてください。

小学校からの編入を考えるなら

低学年ほど入りやすく、高学年になるほどEALの手厚さが効いてきます。今の小学校から移れるかという不安については 普通の小学校から入れる? も合わせてどうぞ。

家庭でやりすぎないコツ

家庭でのサポートは大切ですが、頑張りすぎは逆効果になることもあります。次の点を意識すると、無理なく続けられます。

  • 「勉強」にしない:絵本・歌・動画など、楽しいものから。英語=楽しいという気持ちを守るのが最優先です。
  • 正しさを求めすぎない:発音や文法の間違いを毎回直すより、伝わった経験を増やすほうが伸びます。
  • 日本語(母語)も大切に:母語がしっかり育つと、第二言語も伸びやすいと言われます。日本語の本や会話も続けましょう。
  • 比べない:きょうだいやクラスの子と比べず、その子のペースを尊重してあげてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 親が英語が苦手でも、子どもはついていけますか?

はい。親の英語力と子どもの伸びは必ずしも結びつきません。大切なのは、家で英語を教えることより、安心できる環境と「間違えてもいい」という雰囲気をつくることです。学習面はEALの手厚い学校が支えてくれます。

Q. 入学時に英語のテストはありますか?

学校によります。レベル確認のための簡単なテストや面談を行う学校もあれば、英語ゼロを前提に受け入れる学校もあります。求められる英語レベルとテストの有無は、出願前に必ず確認しましょう。

Q. 途中から英語環境に入ると、母語(日本語)が弱くなりませんか?

家庭で日本語に触れ続けていれば、過度に心配する必要はありません。むしろ母語をおろそかにしないことが、長い目で見て両方の言語を伸ばすカギになります。

まとめ

英語ゼロでも、EALが手厚い学校+年齢が低いほど、十分にスタートできます。大事なのは「今できるか」より「支えてもらいながら伸びていける環境か」。名前や評判だけでなく、サポート体制で選びましょう。

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