プリスクールとは

プリスクールは、2〜6歳が英語で一日を過ごす保育施設です。多くは認可外保育施設で、遊び・生活・行事を通して自然に英語に親しみます。位置づけは「英語版の保育園・幼稚園」。3〜5歳は幼児教育・保育の無償化の対象になる施設もあります。

目的は「教科をみっちり学ぶ」より、英語に親しむ・英語を聞ける耳を育てること。卒園後は、公立小学校に進む子もいれば、インターの小学部に進む子もいます。

インターナショナルスクールとは

インターナショナルスクールは、英語で「教科」を学ぶ学校です。幼児から高校まで幅広く、算数・理科・社会なども英語で授業を行います(国際バカロレア=IBを採用する学校も多い)。

運営形態は、日本の正式な学校である一条校のものと、認可外のものがあり、卒業資格の扱いが変わります(→ 「一条校のインター」の違い)。費用はプリスクールより高くなる傾向です。

広告

違いを早見表で

プリスクールインターナショナルスクール
対象年齢2〜6歳が中心幼児〜高校まで幅広い
位置づけ英語の保育園・幼稚園英語で教科を学ぶ学校
主な目的英語に親しむ・保育教科学習・進学
卒業資格—(就学前)学校による(一条校か認可外か)
無償化3〜5歳は対象施設あり原則対象外(一条校除く)
費用の傾向幅がある高めのことが多い

呼び名が同じでも中身は学校ごとに違う

ここで注意したいのが、「プリスクール」「インターナショナルスクール」という名前に統一の基準はないということです。同じ「プリスクール」でも、英語に親しむことを大事にする園もあれば、読み書きや数のワークにしっかり取り組む園もあります。「インター」も、幼児クラスだけの小さな園から、高校まである大きな学校まで幅があります。

つまり、名前で判断せず「実際に何をしているか」を中身で見るのが大切です。パンフレットの言葉ではなく、1日のスケジュール・英語の時間・先生の体制を具体的に確認しましょう。見学で確認したい観点は 選び方チェックリスト に整理しています。

無償化・費用はどう考える?

家計の面で気になるのが、無償化の対象になるかどうかです。幼児教育・保育の無償化は、3〜5歳児クラス(および住民税非課税世帯の0〜2歳児)を対象に、保育料の一部または全部を補助する国の制度です。

  • プリスクール:認可外保育施設として届け出ている園なら、3〜5歳で上限つきで無償化の対象になることがあります。対象かどうかは園や自治体によって扱いが分かれるため、入園前に園と市区町村の窓口に確認するのが確実です。
  • インターナショナルスクール:就学後(小学生以降)は無償化の対象外が原則です。ただし一条校(日本の正式な学校)の場合は扱いが異なります。

金額は施設・年度で変わるので、最新の費用は各園・各校の公式情報でご確認ください。月謝以外も含めた費用の考え方は 学費の本当の総額 でくわしく解説しています。

進路:プリスクールの「その後」を先にイメージする

プリスクールは就学前の施設なので、卒園後にどこへ進むかを早めに考えておくと安心です。大きく分けて次の3つの道があります。

  • 公立小学校へ進む:地域の小学校に戻るパターン。英語環境はいったん区切りになりますが、家庭や習い事で続ける家庭も多いです。
  • インターの小学部へ進む:英語で教科を学ぶ道へ。費用は上がる傾向なので、家計の見通しもセットで。
  • 私立・一条校など別の選択:教育方針や通学のしやすさで選ぶ家庭もあります。

どの道でも、英語が初めての子をどう支えるかは共通の不安です。EAL/ESLという英語サポートの仕組みについては 英語ゼロでも入れる? を参考にしてください。

選ぶ前に確認したいチェックポイント

見学や問い合わせのときに、次の点を確認しておくと比べやすくなります。

  • 1日のうち英語で過ごす時間(プリ)/英語で行う授業時間(インター)
  • 対象年齢と、卒園・卒業後の進路の見通し
  • 無償化・補助の対象になるか(プリの場合)
  • 月謝以外にかかる費用(入園金・施設費・教材費・行事費など)
  • 日本語・母語のフォロー(アイデンティティの面でも大切)

よくある質問(FAQ)

Q. プリスクールに通えば、英語はペラペラになりますか?

通えば必ず話せるようになる、というものではありません。幼児期に英語の音やリズムに親しみ、抵抗感が少なくなるのが大きな効果です。その後どれだけ英語に触れ続けるかで伸びは変わります。

Q. プリスクールを出たら、必ずインターに進まないといけない?

いいえ。卒園後に公立小学校へ進む子もたくさんいます。「プリ=インターへの準備コース」と決まっているわけではないので、就学後はあらためて家庭に合う道を選んで大丈夫です。

Q. 途中からインターに切り替えることはできますか?

学校に空きがあり、求められる条件を満たせば可能なことが多いです。ただし学年が上がるほど英語の前提が高くなりやすいので、切り替えを考えるなら早めの情報収集がおすすめです。

どちらを選ぶ?

幼児期は、まずプリスクールで英語に親しむのが入りやすい選択です。そのうえで、小学校以降に「英語で教科まで学ばせたい」ならインターの小学部、「日本の学校に戻す」なら公立——と、段階で考えると無理がありません。

大事なのは、就学前(プリ)と就学後(インター/公立)を分けて考えること。今と数年後の両方を、ざっくりでもイメージしておくと選びやすくなります。

年代から学校を探してみる