① 英語とカリキュラム

  • 1日のうち英語で行う授業は何時間か(名前だけの"インター"でないか)
  • カリキュラムは何か(IBのPYP/MYP/DP、独自カリキュラム 等)
  • 英語が初めての子へのEAL/ESLサポートはあるか(→ 英語ゼロでも入れる?
  • 一条校か認可外か(→ 一条校インターの違い

② 費用("月の授業料"だけで見ない)

  • 授業料のほかにかかるお金(入学金・施設費・給食費・バス代・教材費)
  • 一時金+毎月+年1回を足した「年間の総額」(→ 学費の本当の総額
  • 無償化・補助の対象範囲(何が対象で何が対象外か)
  • 値上げの頻度・きょうだい割引
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③ 通学と暮らし

  • 通学方法(送迎・スクールバス)と所要時間(朝の渋滞込み)
  • 送迎が毎日続けられるか(共働きなら特に)
  • 引っ越しを伴う場合、家賃・車・仕事の見通し(→ シミュレーターで試算)
  • 放課後ケア・延長保育の有無

④ 進路の見通し

  • 卒業後・次の段階への進路(小→中→高→大学)
  • 日本の卒業資格が必要か(一条校かどうか)
  • 大学進学の実績(海外・国内)

⑤ 子どもとの相性

  • クラスの人数・雰囲気(少人数か大人数か)
  • 先生の体制・ネイティブ比率
  • 子ども本人が見学で楽しそうにしていたか
  • 日本語・母語のフォロー(アイデンティティの面でも大切)

⑥ 運営の安定性

  • 運営母体・設立年(急にできた園で実績が不明すぎないか)
  • (公立の一条校なら)方針・事業継続の見通し
  • 口コミだけでなく、公式情報・説明会で自分の目で確認したか

チェックリストの使い方(見学・説明会の進め方)

チェック項目は「全部その場で確認する」ものではありません。家庭によって優先順位は違うので、わが家にとって外せない3〜4項目に印をつけてから見学に行くと、聞き漏らしも気疲れも減ります。おすすめは次の3ステップです。

STEP1:見学前に「ゆずれない条件」を3つ決める

たとえば「英語の授業時間」「年間の総額」「通学40分以内」のように、譲れない条件を先に決めます。条件が決まっていれば、パンフレットの華やかさに流されず、同じものさしで複数校を比べられます。年代・予算・英語レベルから候補をしぼる作業は、当サイトの シミュレーター でも下準備できます。

STEP2:見学中は「数字」と「子どもの様子」をメモする

その場の印象は時間がたつと薄れます。授業時間・人数・費用などの数字と、わが子が教室で楽しそうにしていたかという体感を、その場でスマホにメモしておきましょう。複数校を回ると記憶が混ざりやすいので、学校名と日付もセットで残すのがコツです。

STEP3:帰宅後に同じ表で並べて比べる

家に帰ったら、6つの観点を縦に、見学した学校を横に並べた簡単な表を作ると、強み・弱みがひと目で見えてきます。「なんとなく良かった」を「どこが、どれくらい良かった」に変えるのがこの作業の目的です。

費用は「年間の総額」と「卒業までの累計」で見る

選び方でいちばんつまずきやすいのが費用です。多くの家庭は「月の授業料」だけを見てしまいますが、実際には入学金・施設費・教材費・給食費・スクールバス代・行事費など、月謝以外の出費が積み重なります。判断するときは、次の2つの視点で考えると現実に近づきます。

  • 年間の総額=(入学時の一時金 ÷ 在籍予定年数)+(毎月の費用 × 12)+(年1回の費用)。一時金を「年あたり」にならして足すのがポイントです。
  • 卒業までの累計=年間の総額 × 在籍予定の年数。学年が上がるほど授業料が高くなる学校もあるので、ざっくりでも将来分まで見積もると安心です。

金額は学校・年度で大きく変わるため、具体的な数字はかならず公式の最新情報で確認してください。家計の中での位置づけや節約の考え方は 学費の本当の総額 でくわしく整理しています。

家庭タイプ別・とくに気をつけたい観点

同じチェックリストでも、家庭の状況によって「ここは念入りに」というポイントが変わります。

共働き家庭

毎日の送迎が続けられるか、スクールバスの停留所が無理のない場所にあるか、放課後ケアや延長保育の終了時間が仕事に合うか——③通学と暮らしの欄を重点的に確認しましょう。「入れたけれど送迎が回らない」は、よくあるつまずきです。

将来、日本の学校に戻す可能性がある家庭

④進路の見通しと、一条校か認可外かが重要になります。認可外のインターは日本の卒業資格の扱いが学校によって異なるため、戻る可能性があるなら早めに確認を。違いは 一条校インターの違い で解説しています。

英語が初めての子がいる家庭

①英語とカリキュラムの「EAL/ESLサポート」が最重要です。サポートの手厚さと受け入れ実績を必ず聞いてください。考え方は 英語ゼロでも入れる? にまとめています。

見学・口コミでありがちなつまずき

最後に、多くの家庭が後から「気をつければよかった」と感じやすいポイントを挙げます。

  • 雰囲気の良さだけで決めてしまう:見学の印象は大切ですが、授業時間・費用・進路といった「数字で測れること」も必ずセットで確認を。
  • 口コミを鵜呑みにする:体験談は人によって状況が違います。気になる点は説明会で自分の目・耳で確かめましょう。
  • 今の年齢だけで判断する:数年後の進路まで見ておくと、途中で困りにくくなります。
  • 費用を月謝だけで見る:前述の通り、年間総額・累計で見るのが基本です。

よくある質問(FAQ)

Q. 見学は何校くらい回ればいい?

決まりはありませんが、比べる目を養うために2〜3校は見ておくと、自分の中での基準がはっきりします。1校だけだと「これが普通」なのか判断しづらいためです。

Q. 子ども本人を見学に連れて行くべき?

可能なら連れて行くのがおすすめです。⑤子どもとの相性は親だけでは測れません。教室で楽しそうにしているか、先生とやりとりできているかは、本人を見て初めて分かることが多いです。

Q. 説明会で費用の話を細かく聞くのは失礼?

まったく問題ありません。費用は家庭にとって大事な判断材料です。「月謝以外に年間でどれくらいかかりますか」「値上げの頻度は」と、具体的に聞いて大丈夫です。むしろ丁寧に答えてくれるかどうかも、運営の姿勢を知る材料になります。

まとめ:名前より「中身」で選ぶ

インター選びで失敗しやすいのは、名前やイメージで決めてしまうこと。「英語の時間」「年間の総額」「通学の現実」「進路」を具体的に確かめれば、わが家に本当に合う学校が見えてきます。

まずは年代・予算・英語レベルから候補をしぼり、気になる学校に上のリストを持って話を聞きに行きましょう。

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